「素敵な上司たち!Nさん!」は山形県米沢市出身で、私の家内と同郷なんです。家内の実家は城内に近い場所で先祖は上級武士、Nさんの実家は城内からほど遠い最上川の畔で、先祖は下級武士でありました。
そんなNさんですが、どこで聞きつけたのか、私の帰省の都度「草むしっておけ」だの、「土地買え」だの言いたい放題。下級武士のくせにまったくけしからん話です。世が世ならお手討ちもんです。
前置きが長くなりましたが、東京生まれの私に、故郷が出来たのでありました。
それは素晴らしいところで毎年の夏に帰省させてもらいました。
初めて米沢にお邪魔したのは真冬で、「家内を嫁に」のご挨拶でお邪魔しました。当時はまだ山形新幹線が開通しておらず、福島から在来線に乗り換えなければなりません。
道中、急こう配を避けるためのスイッチバックや雪山に佇む雄鹿などの珍しい光景を眺めつつ、
「最初なんて切り出せばいいかな?」
「まず名前を言った方が良いよ」
「・・・・」名前も知らないのだ💦
動揺して、上杉謙信ゆかりのご当地で、こともあろうに「上杉信玄」といってしまったのである。この失態を見逃してくれたお父上。流石、敵に塩を送るご当地の余裕。何とか結婚をお許しいただきました。
冬の米沢は凄い雪で、その雪の量に、圧倒されました。
「凄い雪ですね」。「小雨だぁ」とお母上。
「車とか大変ですね」。「乗んねぇ」とお父上。
文化が違うのだ!その時は30センチくらいの積雪だったのですが、凄い時は2メートルの積雪で2階から出入りしたこともあるそうです。
室内は強力な温風ヒーターが稼働しててとても暖かく、燃料の灯油も玄関わきに、もの凄く大きなタンクに大量に備蓄されているのでした。家内に言わせると室内は反って東京の方が寒いそうです。暖房のパワーが違うんですね💦
なもので、冬場は室内で過ごすしかなく、出されるままに飲み食いしてると、腹が減らなくなってきます。人間、腹が減らないのも相当辛いもんですね。頼んで雪かきで腹減らそうとしても、へたくそで近所からクレームが来て散々でした。
折角できた故郷。やっぱり、気候が良くなってから車で行こうということで、まずはGW。この季節は三春と言って、梅、桃、桜が一度に咲く、華やいだ時期なんです。
この時期から美味しい果物が出回り始めます。まずは桃、そしてサクランボ、秋になるとラフランス(洋梨)、そしてリンゴと順を追って店頭に並びます。どれも最高においしいのです。
地元の人によると「訳あり佐藤錦(雨に濡れてひびが入ったサクランボ)」が安くて良いよってことでした。味は変わらないのだから良いですよね。それに東京には出回らないのでご当地のみで味わえるものなのでした。
そして、ご当地の名所にも連れてってもらいました。「成せば成る」で有名な上杉鷹山公の上杉神社。少し足を延ばして、山寺、蔵王のお釜、五色沼、猪苗代湖。
子供たちが喜んだのが、上山にある遊園地リナワールドでした。様々なアトラクションが広大な敷地に点在し、うまく混雑時期を避けると乗り放題も良いところで、次から次へアトラクションを渡り歩く娘どもを、係員が追いかけて、アトラクションを稼働させる光景も珍しいなと。空いてると一人でいくつかのアトラクションを受け持つんですね💦
また、食べ物も忘れてはいけません。米沢は蕎麦が有名で美味しいです。ラーメンも米沢ラーメンというくらいで、力が入っていますね。そして忘れていけない最強なのがコメと牛肉です。「つや姫」に「米沢牛」の組み合わせはたまりません。駅弁の「牛肉どまん中」は超人気なのです。
米が上手いのですから、地元の大吟醸も美味しいに決まってます。帰省の都度、近所の焼肉屋を予約してくれているので、本当に楽しみでした。
こんなおいしい国産牛のモツはどんなんだろう?と思いつつ、カルビ、ロース、ハラミ、牛タンで腹いっぱいになってしまい、未遂に。途中我慢できずに注文しちゃう小ライスとキムチが敗因です💦
今、米沢のご実家は引き払い、近所で生活しておられます。お父上は残念ながら数年前に他界されています。
またいつか行ってみたい米沢でした。
あ~腹減った💦
おしまい。
新しいふるさと米沢!
むらちゃんのブログ

