美味しいお店は数あれど、これだけ友人を連れて行って喜ばれた店はありませんでした。漫画「美味しんぼ」にも出てくる絶品もつ煮込みの店なんです。ちょっとだけ関連するエピソードをご披露させてください。
場所は「もんじゃ」の聖地月島のもんじゃストリートの外れにあって、店は昭和レトロムード満載の佇まいなんです。
店は入るとコの字のカウンター(せいぜい30席かな)と、右の壁のカウンター(10席くらいかな)のこじんまりとした店で、フロントにお母さん、厨房にお父さん、コの字カウンターの下に猫という布陣で応対してくれます。
小さくて人気の店なので、開店の5時に入るには、4時ころから並ばないといけません。4時半だとギリ入れるかどうか。
名物はなんといっても「もつ煮込み」です。おそらく全員が注文すると思います。この他、私はマグロの赤身、中トロ、大トロの全部乗った「かけ醤油」、お口直しの「エシャレット」、珍しいところでは、昔懐かしい「鮫の煮凝り(冬季限定)」を注文します。
煮凝りは、2度ほど、つるんと掴み損ねて、三人(匹)目の店員の猫の胃袋に供給してしまいました。
女性とか食事メインのお客用におにぎりとか、ハマグリのお吸い物もありました。
フロントはお母さん一人なんで、ビールや料理は中々出てきませんが、誰も文句を言わず、皆おとなしく待っています。これもお母さんの人柄なんでしょうね。
私が連れて行くのは会社のメンバー中心(素敵な上司に登場のHTもお連れしてます)なんですが、プロの飲食店経営者(舌が肥えてます)も連れて行きました。皆、口をそろえて美味しいと言ってくれるのでほんと嬉しかったです。
プロの飲食店経営者なんかは、厨房の奥にあるトイレに行ったきりなかなか帰って来ず、どうやら料理を習っていたようです。これはこれで凄い話ですね。
某プロジェクトに宮城、東京、三重、兵庫の方が県代表メンバーとして参加してくれた時期がありまして、ある機器を一緒に見学に行ったことがあるのですが、この企業が月島にあるじゃないですか。その企業の人にお願いして、見学は4時ピッタリに終わらせてくださいとお願いして、いざ一行は「岸田屋」へ。そして無事入店。
コの字のカウンターの一角を抑えると、東北代表、関東代表、東海代表、関西代表のメンバーが揃っているのですから、他のお客さんも交えてたちまちお国自慢に発展。店中、方言満載。大盛況となりました。
各県の代表の皆さんも「今までの東京の店で一番良かった」なんて言って頂き、連れてきて良かったと思いました。三重の方は今でも通っているそうです!
その後、残念ながらお父さんが亡くなり、しばらく休業してたんですが、多分地元の人たちに励まされたんでしょうね、復活したとの噂を聞いて、「岸田屋」へ行ってみると、若い女性店員2名がお母さんと一緒にテキパキ働いているじゃありませんか!
「もつ煮込み」も以前のまま!頑張れ「岸田屋」!
おしまい。
絶品もつ煮込みの店、岸田屋
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