困った入院患者たち第二位!

入院生活は、多種多様な人々が「病気を治す」ために集まって来ます。その筈なんです。💦
殆どの患者は、素直に医師、ナースの言うことを聞いて、一日も早く通常の生活に戻ることを目指して治療、食事療法、リハビリを頑張るのですが、稀に「病院は病気を治す場所」という大原則を理解していない、もしくは見失ってる患者さんがいるのも事実です。
この入院治療の目的を理解してない患者さんたちが、困った入院患者たち第二位になります。💦
その患者さんは、糖尿病治療で入院しているのですが、夜な夜な買い食いを繰り替えすじいさんなのです。
糖尿病治療はまず食事・運動療法→投薬治療→インスリン注射へ順をもって進んでいきますが、最初に指導されるのが食事なんです。入院中はかなりの食事制限、特に炭水化物や塩分を管理されるのですが、その患者さんは両方の要素を兼ね備えた「せんべい」を隠れ食いするのです。王道醤油味だなあの匂いは💦
21時、消灯後、引出をそろそろと開ける音、そしてがさごそとビニールをまさぐる音、そして「ポリポリ」と静かな病室に響き渡る音。同部屋全員が我慢してるのに!
途中ナースが懐中電灯を携え見回りに来ると、なりを潜め、いなくなるとまた「ポリポリ」。出してはしまってを繰り返し、結局一袋食べちゃうんです💦
いくらなりを潜めても、せんべいの香ばしいにおいが病室に充満してて、ナースにバレバレ。では誰が犯人か。それは翌朝の血液検査で特定できるのです。毎食前の空腹時血糖値測定でとんでもない数値をたたき出したじいさんが、犯人と特定されたのは言うまでもありません。
そのじいさんは元相撲部という触れ込みなんですが、小さくてやせぎすで、この体形での糖尿病はあまり状態は良くないらしいのです。当然ナースから厳重注意を受けるわけですが、せんべいじいさんは懲りずに隠れてせんべいを食すことを辞めず、とうとう病院の事務員が出張って、「ルールを守らないのなら継続入院は厳しい」と最期通告。
家族まで呼ばれたのに「事務員に恥かかされた」だのなんだのと大もめ。じいさんの倍はありそうな娘さんにコテンパンに叱られたにもかかわらず、2週間の糖尿病治療(教育入院とも言います)を3日で切り上げてじいさんは出て行きました。まさに「何しに入院したんだか」であります。💦
とどめは病院をホテルかなんかと間違えているわがまま親父です。
その患者はとにかく横柄な口利きで、なんでも命令調で、昼夜構わずあれ買ってこい、これ持ってこいと、しまいには爪切ってくれとか、髭剃ってくれとか、ここはホテルじゃないっつーの!
足が壊疽してて相当痛いらしく、トイレ移動等は車椅子なのに、秘密の買物(お菓子とかパンとか甘い飲料とか厳禁のアイテム)は、こっそり歩いて売店まで(往復で200メートルはあります)行き、調達しているようです。当然ナースにばれて没収されると、「どんな思いで売店まで行ってると思ってるんだ」と逆切れする親父。そもそも売店に行っちゃいけないんです。
また足の壊疽は毎日治療が必要で、壊疽部分をきれいに洗浄し、これ以上壊疽が進まないように塗り薬を塗る治療なんですが、相当痛いらしく「へたくそ」だの、「もういい!お前はもう2度と治療するな!」などとナースを罵倒する始末。普通ば「ありがとう」だろうが!痛い治療はわかるが誰のための治療なんだか💦
そして、そんなわがまま親父がとうとう発熱してしまったんです💦
病棟は大騒ぎ!感染症の恐れがあるとかで、その病室は完全に封鎖されてしまったのです。ふらふら売店なんかに行ってるから💦
それは物々しい体制で、病室から一歩も出られなくなってしまったのです。トイレも簡易トイレにされちゃったんでたまりません。その病室に一緒に監禁されてしまいました💦
それなのに迷惑親父は、マスクなしで遠慮なく咳をしたり、大声で話したり、まるで個室にいるようなふるまいなんです。
流石に感染にビビった私は「意識の低い患者とは一緒に居れない。部屋変えて欲しい」と懇願したのですが、感染が広がる恐れがあるので他の病室への移動はNGとのこと。ただ幸いにして退院も見えていた私は、PCR検査で陰性を確認してもらい、何とか病院外への脱出に成功した次第です。
そんな、治療は拒否する、食事制限は守らないわがまま親父がどうなったか。風のうわさによると、一旦退院し、再入院しているとのことでした。自業自得です💦
やれやれ、大変な親父と同部屋生活を何とか乗り切ったと思いきや、このわがまま親父を超える患者と出会うこととなるのでありました。
つづく。
これも事実です。結構遠慮してかきました。

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